ほんのひとたらし

ほんのひとたらしで、生活に深みを増したいインドアOLの日常。

7月の振り返り

2ヶ月前のことを思い出すのに苦労している。

昨日の夜ご飯のメニューさえも、ぱっと答えられないというのに。

色々なところに感想を書き残していたものを掻き集め、漫画に関してはまっさらな気持ちで読み直した。

新鮮なうちに感想は下書きしておくべきだと反省したのであった。

 

 

沼の数だけ幸せがある〜ハイキュー!!君に出会えてよかった〜

食欲がなく、体重も落ち、やる気も起きない。欲しいのは睡眠時間だけ。

そんな時に活力を与えてくれたのが『ハイキュー!!』。

いつも推しコンテンツの話をウキウキで呟かれる方がいらっしゃるのだけど、彼女のツイートで気になり、アニメを見始めたら、あれよあれよと言う間にハイキュー!!沼の住人と化してしまった。

バレーボールのルールを知らなくても、楽しく時に激しく涙しながら見ることができるし、自分の過去の失敗や嫉妬もきちんと受け止め、次に繋げていくまっすぐさに心打たれる。

ああ、どうか健やかに育って欲しい。

 

フェイクスピア

高橋一生主演、野田秀樹演出のフェイクスピア。チケットは軒並み売り切れ。見切れのある席でも売り切れってどういうことなの?

興味本位で立見席で観てきましたが、なにを思ったかハンドバッグ(ショルダーはついていない)で行ったため、観劇中しきりに左右と持ち変え、荷物は重いし、私の腰は爆発寸前。立見席の場合、足元に置いても大丈夫なバッグで行き、双眼鏡を持っていくほうがよさそうだと学びました。

あらすじは一言で説明するのが難しいから割愛するね。ネタバレを事前に読んでいても、解釈が難しい作品だった。メタファー祭り。

なかなかパンチの効いたはじまりだったのに、散りばめられた伏線を回収してまさかの結末。言葉遊びのオンパレードで、こんな素晴らしい作品を作り出す野田さんがすごい。とても素敵なものを見ることができて感無量。

高橋一生の演技を生で初めて観たんだけどね、なにか乗り移ってるとしか思えなかった。

男性役と女性役どちらも演じるシーンは誰よりも女性らしいのよ。話し方、指先まで女性が宿ってるの。日曜劇場『天国と地獄〜サイコな2人〜』の時もとんでもない演技力だと目を見張ったけれど、目の当たりにすると背筋がゾクゾクする。女性として生活した前世の記憶でもあるんじゃないかとすら思ってしまう。

傾斜のある舞台セットで、1回の公演でかなりのカロリーを消費しそうだった。これを息を切らさずに走って演じ切る演者たち。何者なの…?

 

 

人形劇団プーク公演  紀伊國屋書店提携  夏の公演「てぶくろを買いに」「人形音楽バラエティー くるみ割り人形

かれこれ7年ぶりのプークの公演。

私の大好きな「てぶくろを買いに」をやると知り、大慌てでチケットを取りました。

初めて観たのは大学生の時。

巧みな人形遣いとストーリーの面白さに、息をする暇さえ惜しいと思ったほど。

 

今回、久しぶりにプークの公演を見て、子供から大人まで夢中にさせる凄い人形劇団だと再認識。

私がやっていた人形劇はケコミと呼ばれる舞台の上で、3000円くらいのぬいぐるみサイズ(大きすぎず小さすぎず)の人形を操るものでしたが、プークは自分の身体の1/3〜1/2ほどの大きさの人形を舞台全部を使って操るのです。

人形のサイズが大きくなればなるほど、表情豊かに操る技術が問われるし、広い舞台で演じるとなれば、自分の身体の使い方も大事になってくるわけで。客席からの人形の見え方も考慮しながら、これらを総じて表現するとなると凄まじい技術力の高さだなあ…。

 

くるみ割り人形」は、沢山の人形が出てきて、次は何が出てくるかなと楽しみに。

バレリーナ人形のスカート部分にスパンコールみたいなキラキラが縫い付けられててめちゃかわ!!人形がお辞儀するたびに、スカート部分が照明を受けてキラキラして目が奪われる。スパンコールは最強。
お目当ての「手袋を買い」には、子ギツネが可愛すぎて思わず涙ぐむ。生まれて初めての雪にはしゃいだり、おかあちゃんにスリスリして甘えたり。まるで本物の子ギツネのよう。

近くの席の子供が子ギツネを見て、「かわいいーー!」と言っていましたが、同感です。

27歳OL、暗闇の中無言で頷いておりました。

今回のように絵本をベースにした作品もあり、馴染み深いものもあるはず。

チケット代も求めやすい価格で、小さなお子さんがいるご家庭には是非おすすめしたい。

もちろん、大きなお友達にもおすすめです。

 

サブスク

文通

手紙を書くのは好きなのに、いつしか文通が苦手になっていて。

小4〜中学生の頃は仲のいい子と手紙交換もしていたし、手紙交換で親睦したと言っても過言ではないと思う。

あの頃はなあんにも考えずに、思いついたこと話したいことをばあーーっと書いていたが、今は話の構成を考えたり、話題を選んだりするのに時間がかかるから苦手だ。祖父母に出す手紙も、遠方に住む友人に出す手紙も1通に2〜3時間かかる。緊張しながら書いて、途中で失敗したら書き直して。

友人から手紙を貰ってもコンディション次第では返せないことも多く、貰ったお便りの1/3くらいしか返せてないんじゃないかな。。。(滝汗)

SNSで繋がっていれば、いつでも双方の近況を知ることができ、手紙を書くにはSNSで書いていないことを探すのだが、話したいようなことは大体SNSに書いていて、また書くのもくどいかな…と思い、話題に悩む。

とはいえ、まめに手紙を出せることには強く憧れている。達筆で返事の速い祖父母、クリスマスやバレンタイン等季節ごとにポストカードを送ってくれる遠方の友人。

少しでも文通の苦手意識をなくすべく、文通を始めた。月1000円ほどのお金を払うと、匿名で知らない人と手紙を送り合えるサービスにお試しで入会したところ、すぐ2通の手紙が届いた。私のプロフィールを見て気になって手紙をくれたという。はじめましての人と仲良くなるってこういうことだったなあ〜と、懐かしい感覚を思い出した。

 

ディズニー+

劇団四季のアラジンを見てどうしても本家を見たくなり入会。

初月は無料なのに、7月は繁忙期でまったく見る余裕がなかった…。アラジン、最初の20分までしか見られなかったの悔しい。

実写版等もあり、想像以上に配信コンテンツが充実していました。

機会を見て、またチャレンジしたい。

 

 

食べたもの

母のごはん

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連休に夫と一緒に両親のところへ遊びに行きました。

母のおいしいご飯をたらふく食べられて幸せ。

はちきれんばかりのお腹をさすりながら帰宅しました。これまででいちばんまあるいお腹をしていたと思う。

 

夫とランチ

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特に何かのお祝いでもないけれど、ちょっと贅沢ランチ。

全部美味しかったけれど、ハンバーグがジューシーで食べ応えがあって印象的だったな。

 

スープストックの冷たいレモンカレー

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写真右奥がオクラも入っているレモンカレー。

酸味と辛味のバランスがちょうどよく、オクラのさっぱりねばねばが合う!期間限定じゃなく、通年販売してほしい。

 

 

買ったもの

洋服

URBAN RESEARCHUVカット・速乾】機能素材サーマルボートネックカットソー ブラック・ミント

ぬりかべさんのツイートを拝見して、購入したもの。実は、毎年チェックしながらも、もう少し安くなるかもと欲をかいたために売り切れ、恨めしげに見ていたカットソーだった。

速乾と謳うだけあり、汗をかいてもさらっとして着心地がいい。

脇の空きが広いため、人には見せられないけどなぜか手放せない古いキャミソールを捨てるいいチャンス!

私は長年連れ添い、てろんてろんになったユニクロの2枚組のキャミソールを処分しました。

ミントも白が多めのミントグリーンでくすみなしだから、ブルベ冬夏の私でも使いやすい◎

 

 

アクセサリー

タッセルピアス

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秋仕様の大きいピアスが欲しくて!

ピアスを買うのは久しぶりだから、良しとしましょう。

 

 

コスメ

Dior  サンククルールクチュール 022<クルーズ2022>

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パーソナルカラー外してるけれど、明るい色だからセーフ(と思いたい)。

これで小洒落たお姉さんになるんだ〜〜フンフン♫

オフィスメイクにも使えそう!

 

Dior  ヴェルニ 558

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絶妙なピンクなの〜〜!

くすんでいて、ちょっと落ち着いた色。

でも地味にはならないしどこか存在感がある。

この色が似合う、雰囲気のあるお姉さんになるぞという決意を胸に。

 

 

その他

無印良品   天然由来の接触冷感リヨセル麻敷ふとんシーツ(ゴム付き)  シングル  ブルー

使っているシーツのゴムがびよんびよんに伸びてしまったことと、夏場は暑い生地であることから、さらっとした麻のシーツを探し求めて何千里。

正直なところ、敷布団シーツに4000円近く出すのは躊躇いがありましたが、天下の無印良品を信じてとりあえず1枚購入。

結果としては、もっと早く買っておけばよかったと思っている。さらっとした肌触りのよい生地で、触れると心なしかひんやりする。

お風呂上がり、髪を乾かして布団に潜り込むのが楽しみになりました。

 

貴和製作所 アクセサリーパーツ

6月の顔タイプ診断で大きめの耳飾りが似合うと判明し、「ピアス 大きい」で検索するも、大きさが足りないものが多く…。

好みの大きさのものがないなら作ればよいのでは?と思い、みんな大好き貴和製作所に足を運びました。

ただ、アクセサリー作りに関してはビギナー中のビギナー。貴和製作所のサイト内でレシピを見て、必要なものを買い揃えました。

当たり前の話ですが、出来合いのものを買うより、パーツを買ったほうが圧倒的に安上がり。

金属アレルギー持ちであまり安いピアスを買えないこともあり、自分で肌に合うものを作った方がいいのかもしれない。

 

 

7月読了 11冊

内訳 小説 0冊

   漫画   12冊

※他に、雑誌1冊

 

7月は輝きを失い濁った瞳で働いており、小説を読む気持ちの余裕すらなかった。通勤時はSNSをぼーっと眺めていたような気がする。疲れたときでも読書できるよう訓練したいとは思っているのだけれども…

 

漫画

七つ屋志のぶの宝石匣 二ノ宮知子 1・2巻

江戸時代から続く老舗質屋の跡取り娘、志のぶ。変わり者だが、宝石を見る目はピカイチ。顕微鏡でも分からない、最新の合成ダイアさえも見抜いてしまう。石の息吹、気の流れさえも感じ取る不思議な能力で、質流れしてきた訳ありな婚約者と共に、今日も宝石鑑定に勤しむ。

 

のだめカンタービレ』の二ノ宮智子さんの作品。質屋に持ち込まれる宝石の物語で、石好きは是非読んで欲しい。

読んでるだけでアドレナリンが出る〜〜!

それにね、有名高級宝石店で働く婚約者が、ルックスよし外面よし腹黒さがあり、千秋先輩っぽさを感じる。好き。

 

 

かげきしょうじょ‼︎   斉木久美子 11巻

本科生として、チームでの演技実習が始まり苦戦する。

どんなに1人での演技が上手でも、舞台はひとりだけのものではない。役と現実の境目の意識、チーム内でのバランスの取り方が大事なんだな。

自分の世界に浸り突っ走るさらさに対し、アイドル時代の経験を活かした演技をする愛ちゃん。クールビューティな愛ちゃんが、次第に変わっていくさまを見るのが楽しみ。これを人は「成長を見守る楽しみ」と呼ぶのでしょう。

個人的には、さらさと愛ちゃんが男役トップの座を巡ってバチバチのバトルになるといいなと思っています。

 

 

機械じかけのマリー あきもと明希 1巻

冷酷な次期当主が、私だけに見せる優しい顔。本当は機械ではないこと、絶対に知られてはいけない…!
表情乏しい点を買われ、ロボットメイドとして働くマリー。ご主人は極度の人間不信で、無機物のみ信用し、マリーに対してはデレの嵐。嘘がバレれば社会的に死ぬ。この秘密、隠し通せるのか?!

 

書店でも推されていました、この作品!

とんでも設定を詰め込んだラブコメ

残忍で冷酷な次期当主アーサーだけど、マリーに対しては溺愛モード全開。自分の前でだけ甘えてくれるのは堪りませんな!

 

 

涙雨とセレナーデ 河内遙 1巻

明治40年に突如タイムスリップした女子高生、陽菜。そこで自分と瓜二つの華族の娘・雛子に出会う。
雛子と、結婚相手の孝章。ふたりの想いは決して交わらない。
自分が自分であることにどれだけの意味があるのか知りたがる雛子に、雛子は雛子だと言い放つ陽菜。家重視で当人の意思は尊重されない時代に、新たな価値観を与えることに。運命の歯車が動き出す。

いつだって、中身だけは「とりかえばや」が不可能なのだから。

 

明治時代の話大好き〜〜!洋装が取り入れられ始め、和装と洋装が入り混じる時代にときめきを隠せません。

はいからさんでも思ったけれど、着物に大きなリボンの組み合わせ、可愛いなあ。

見た目がそっくりな二人が入れ替わるという設定も楽しい。

なにより憂いを帯びた美青年が登場し、諦めが悪いところを見せるのが最高である。

 

 

オメガ・メガエラ 丸木戸マキ 1・2巻

もしも、αの子供を産んでいたら、君は僕のものだったのに。
男女だけでなく、α・β・Ωの3種類の性に分かれた世界で。Ωの役割はただひとつ。それは、優れたαの子を産むこと。産まれた子がどの性であるかによって、Ωの待遇は大きく変わるのだ。
当主の隠し子を巡り、熾烈な跡目争いが幕を開ける。

 

オメガバース×家督争いとてんこもり。

形勢逆転、第一夫人の座を狙い、隠し子と共謀する。

どんなに二人が愛し合っていても、子供の有無、優れた遺伝子を持つかどうかで、周囲からの妻の扱いがこうも変わるものなのかと、背筋を嫌な冷たい汗がつたう。

 

 

25時、赤坂で 夏野寛子 1・2巻

かつて惹かれた人に思わぬ形で再会を遂げるイケメン俳優、麻水。

なんと恋人役を演じることに。

役になりきるため、良いことは全部しておきたいと言う相手に手ほどきをするうちに、次第に気持ちに変化が現れ…。

人が恋に落ちる様の美しさを教えてくれる。

水に濡れたようなウェットな瞳にご注目。

 

話が進むにつれて、果実が熟していくのを間近で見ているような感覚を覚える。

芝居へのまっすぐな気持ちだけ持ち合わせている由岐は、出会った頃はまるで熟れていない緑色の果実のよう。

麻水との関係によって、赤く色づき、熟していく。瑞々しくもエロティックで魅力的な物語。

 

まーーーこれは耽美なんですよね。本当に。

読みながら、きゃーーーえっちぃーーーって思っていました。ええ、手で目を隠しつつ、指の間から覗くようにしてね。公共交通機関で読むのはおすすめしません。

好きな人に再会して、役のために経験を積むって、どう考えてもティーズラブかボーイズラブでしか起こり得ない展開だよね?

もし、由岐が「初めては好きな人とがいいの…トクン」というロマンティックボーイであれば、麻水もなかなか手を出せなかっただろうが、相手には拘らないと言われたら正直ガッツポーズものだと思う。昔好きだった人に自分を好きになってもらうチャンスだものね。しかも美味しく頂けるなんて一石二鳥ですな(悪い顔)

再会した当初の由岐は芝居のことしか考えておらず、経験も足りないまるで熟れていない緑色の果実のよう。麻水と幾度となく身体を重ねることで、身も心も赤く熟していくさまがたまらない。BL、色々読んでいるけれども、絵の美しさと耽美度合いでいったら、ここ最近読んだものの中ではダントツ。

 

 

東京リベンジャーズ 和久井健 1〜3巻

大切な人を救うため、「やり直し」が始まる。
フリーターのタケミチは命の危機に瀕し、12年前の今日を再体験する。不良グループに属し、可愛い彼女がいた人生の全盛期だった。

それ以降、謝り、諦め、見ることしかできなかった。悔しくてやるせない。大好きでたまらないあの子の未来を、オレが変えるんだ。

 

こちらもタイムリープものですが、違うことなき不良漫画です。ナチュラルに殴り合います。

拳でねじ伏せる世界で大切な人を救う話。

今現在の関係はさておき、好きだった人の訃報をニュースで知るのは厳しいものがあるな…。

訃報をただ見ることしかできず、やるせない気持ちでいっぱいのタケミチが、過去を変えようと決意するの本当に凄い。相手はそこらの中学生じゃないし、下手するとこっちの命が危ないわけですよ。

これまで頭を下げっぱなしだったのに、果敢に立ち向かって偉いね。私は命は惜しいので身体は張れませんが、絶対に守りたいもの・譲れないもののために、安全を確保しつつ挑んでいきたいと思いました。

 

 

雑誌

ダ・ヴィンチ8月号 [特集]植物と本

植物の話が多くて癒された…。

大好きな朝井まかてさんのインタビュー記事、鎌倉文学館の庭園散策がお気に入り。

作家の人となりを知ると、親近感も湧き、より一層好きになるなあ。大事にしているものや価値観、それに基づいて書かれた作品紹介、もっとしてください!

ちょっとした森みたいな、緑が多いなかに建つ鎌倉文学館は、レトロな造りと文学に明るくなくとも楽しめる展示が魅力的で、庭も可愛いの!また行きたいなあと思いながら眺めていました。

読みたい本がまた増えてしまいました。ほくほく。

読書の秋、頑張りましょう。

 

 

 

9月も残りわずかですが、楽しく美味しく過ごせますように!