ほんのひとたらし

ほんのひとたらしで、生活に深みを増したいインドアOLの日常。

1月の振り返り

12月の振り返りはこちら。

 

INTO THE WOODS

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御伽噺を大人向けに解釈を加えたダークネスファンタジー。「願い」を軸に、物語は展開する。1つの場面で同時に話が進むため、目が忙しい!難解なメロディにアイロニカルな歌詞を乗せて、観客たちを森へと誘う。

王子ふたり、前髪気にしたり、マウスウォッシュしたりして笑ってしまった。美意識を高めるより、すぐベルトに手をかけるのやめようか?

若返り後の魔女の美貌に圧倒される。綺麗に筋肉がついた御御足をそんな容易く見せてしまっていいんですか??追加料金なしで、御御足を拝見だなんて…とんでもない…。

酒飲みラプンツェル好きです。ラッパ飲みの勢いが大変よい。城に幽閉した魔女のことを恨み、寂しさを募らせていたラプンツェルが、エンディングで魔女の髪を櫛で梳かしてたの、すごくほっこりした。

魔女とラプンツェルの歌唱力は段違い。

主役キャストに関しては、喉をしめた発声をしていて心配になった。。。

歌唱力が同じくらいのレベルの人をぞろっと揃えたら、もっと歌の魅力も伝わったのかなあとも思い、ちょっとそこは残念。普通じゃなくとも、やっぱりミュージカルと謳っている以上、歌は大事な気が。まあ曲が難しかったし、これが初ミュージカルの人もいると思うと大変だっただろうなとも思うのだけど。。

 

ご注文はうさぎですか??

姉になることに憧れ、チノを妹として可愛がるココア。まだまだ頼り甲斐はないものの、チノの身を案じて叱ったりと姉らしさが窺える。段々とみんなが成長していくのを感じて、嬉しくなった!

シャロ・千夜の幼馴染コンビが、本当は一緒に働きたいなとお互い思っていたところがよかったなあ〜!シャロがうきうきでフルールの制服を千夜に用意してあげるの可愛かった!もうっ、素直じゃないんだから〜!!(満面の笑み)

中学生組・高校生組がみんなで遊ぶ機会も増えて、見ていて楽しかった〜!みんなかわいい!心がぴょんぴょんする!

 

買ったもの

コスメ

daisique  ムードアップマスカラ ロング&カール チョコブラウン

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睫毛が短くても、お人形のようにながーーい睫毛になれる優れもの。

チョコブラウンって名前も可愛くて好きよ。

 

rom&nd  リキッドグリッターシャドウ 04 フローズンスター

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これをつけてイルミネーションデートしたいよおおおお!!!

綺麗だね、イルミネーション綺麗だよね、ううん隣も綺麗で見惚れちゃった…、それって…♡トゥンク、みたいな鉄板デートがしたいので、夫に刷り込むまである。

白目が綺麗に見えるし、不器用な私でもちゃんとグリッターを乗せられました!やったね!

 

rom&nd  ジューシーラスティングティント 24 PEELING ANGDOO

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ベアグレープと悩んで、こちらを選びました。

赤リップだけど、よく熟した瑞々しいさくらんぼのような色で、ちゅるんと感といいたまらん可愛さ。

1st2ndともにブルベだけど、リップまでブルベカラーにするとバブリーな気がして。

敢えてイエベ寄りなカラーをチョイスしたのは大成功でした!平日休日問わずフル活用。

 

文房具

ロルバーンの新作ノート

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可愛すぎて即お会計。

可愛いノートなんて、なんぼあってもいいですからね!

 

1月読了 12冊

内訳 エッセイ 2冊

   小説 3冊

   漫画 7冊

 

エッセイ

きれいなシワの作り方 村田沙耶香

30代あるある「大人の思春期」の話。
ネットショッピングでちょっと欲しいを積み重ねたり、出会った相手になんか違うと思ったり。
どのお話もリズミカルで、作者の可愛らしい人柄が伝わってくる。
「コロス…ヒトリ…ウム…ジュウニン…」(殺人出産のこと)で思わず声を出して笑ってしまった。

 

話には聞いていたけれど、アラサーになって自身に訪れた数々の変化。心身ともに、これからどうしたらよいのか悩む姿はまるで思春期のように、どこか痛くて愛おしい。

私も、これからもっと色々な変化があって、自分の「思春期病」を抱きしめたくなるのかなあ。

喋りすぎて口の中が渇くくらい、カフェで友達とお話しているような感覚に浸れるエッセイ。

殺人出産とのギャップでやられました、好きです。

 

恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。 角田光代

こたつを中心に生活圏が形成されたり、時折鼻毛が出ているのではないかと過度に不安になったり。人間らしいところを見ると、ああ、この人のこと好きだなと思う。ハンドドライヤーで髪を乾かすところも。
こたつでお煎餅を齧りながらお喋りに花を咲かせている感覚で読める、傑作エッセイ集。

 

女性の恋愛における狩猟型/農耕型の話も面白かったな〜!アプローチ方法、とても性格が出るよね!好意の欠片も見せず、相手の話をよく聞いたり共通項を強調しながら、相手から告白されるのを長い間待つなんて農耕型つよすぎ。。

 

小説

朝倉かすみリクエスト! スカートのアンソロジー 朝倉かすみ


下半身を隠すには心許ない、一枚の布切れ。女性らしい印象を与え、可愛らしく、お淑やかに見せるアイテム、のはずだった。可憐にひらひらと揺れながら、人々の心を掻き乱す。スカートをもって、意思表示をする。新時代の幕開けを感じさせるアンソロジー

 

てっきり、女の子たちを魅了するひらりとしたスカートの話なのかと思ったら、想像の斜め上で、スカートという固定概念がガラガラと崩れる音がした。これまで、どれだけイメージに縛られてたのか。スカートだからって、可愛いお話じゃなきゃいけないわけでも、女性しか履けないわけでもないのにね。

まだまだ頭が固いみたいなので、柔らかくしていきたい。。

スカートに牙が生え、痴漢が痛い目に遭う「スカート・デンタータ」、生活指導の先生と女生徒のスカートを巡る「本校規定により」が面白かった〜!

 

ブロードキャスト 湊かなえ

駅伝で全国大会を目指し、強豪校に入学したが、失意のどん底の圭祐。脚本家志望の宮本に誘われ、放送部へと入部する。個性豊かな部員達と、放送コンテスト出場に向けて制作をすることで、段々と気持ちが傾いていく。ラジオだから表現できること。耳から広がる想像の世界に身を委ねられる一冊。

 

ラジオドラマに興味をもつ一冊。

よく、受験生時代に深夜ラジオを聴きながら勉強していたという話は耳にするけれど、私はそういった習慣がなく、ラジオと縁遠いまま。

せっかくの強豪校への入学も色褪せ、所在なさげに自身を持て余してしまっていた圭祐が、なんとなく参加した放送部に興味を持つようになるまで、すごくハラハラした。

興味ないままだと、いつでも辞められるって思ってしまうから、ちゃんと陸上の他に好きなものを見つけられてよかった!

話としては面白いんだけど、青春ものにしてはちょっと淡白な印象も。調べたら新聞で連載していたらしく。納得だ…。

 

ボーイミーツガールの極端なもの 山崎ナオコーラ

これって恋、なのかしら?年齢や性別、時空をも超えて、密かに心の内で育てていく感情。老若男女が織りなす恋物語は、ゆっくりと育ち、個体ごとに形が異なるサボテンとよく似ている。
極端で、歪でも、全てひっくるめて愛おしい。心の柔らかいところにひっそりと棘を刺す連作短編集。

 

成長速度が遅くとも、周りから変だと言われようとも、恋とは自分の中で育てるもの。

いつもと同じ景色が輝いて見えたり、新しく買ったものを見せたくなったり。

小さなきらめきを与えてくれる感情だということを思い出させてくれる一冊。

70代のおばあさんが30代の男性に恋をする「処女のおばあさん」がいっとう好き。

 

漫画

ブルー・リボン 持田あき

「いつか2人でブルーリボンを取ろうな」あの日、あなたと交わした約束は眩しくて遠い。
売れっ子俳優・葵と出会い、小夏がぼんやりと思い描く映画監督になる夢が縁取られる。テレビで葵を見るほど、距離を感じ寂しさは募るばかり。雲ひとつない未来を目指す小夏の、最初で最後の恋物語

 

当時リアルタイムで読んでいた大好きな漫画。モノローグが神!!!小夏にとって葵は雲ひとつない青空みたいな眩しい存在なんだけど、ふたりは映画を通じて将来の約束をするというロマンチックさ!俺のこと撮れるようになれよと上から目線じゃないところがいい!いつ読んでもキュンとしてしまう〜〜!

 

ラスト・ゲーム 天乃忍 1〜3巻

「勝ったら左手の薬指に指輪はめてよ」
裕福な家庭に育ち、文武両道に加え、ルックスの良さで俺の天下だと思っていたのに。突如現れた地味な転校生・九条によって、一位の座は簡単に奪われる。対抗心はいつしか恋心に。
「好きだと自覚させたら勝ち」絶対に負けられない最後の勝負が始まる。

 

学生時代、友人に借りて読んで好きになった作品。久しぶりに読みたいな〜と思ったものの、タイトルも作者も思い出せず、検索に1時間を費やし見つけ出した。この情熱を他のことにも注いで欲しいものだが(他人事)。

ライバルとして対決するうちに、相手のふとした瞬間の素顔に触れて恋心を抱くのは定番だけど、九条の鈍さがピカイチ!!それに対して柳の必死さが最高。顔よし頭よしお金持ちで、女の子はよりどりみどりなはずなのに、九条しか見えない柳がかわいいよ〜!ハイテンションラブコメに私の情緒もおかしくなる。幼馴染もの好きな方におすすめ!

 

はやくしたいふたり 日下あき 4・5巻

超堅物男子の慶一郎が恋をした。想い人の破天荒ギャルと気持ちを通わせるも、一切のおさわりを禁止する。しきたりで18歳まで性的接触は許されず、唇を重ねることさえも不可能だと。慶一郎を誘惑しようと果敢に挑戦するも、要注意人物認定を受ける。ただ、したいだけなのに。若き欲望は止まらない。

 

実技で慶一郎の住む第2邸付きのメイドにのし上がり、めくるめく甘い日々…のはずが、イチャイチャのひとつもなく、薔薇色の夏休みと縁遠い結理。まさかの慶一郎の父との出会い、留年の危機。ひとつひとつの出来事も彼らにはただのスパイス。障壁があればあるほど燃える恋に、若さと溢れ出る欲望を感じずにはいられない。汗が迸る彼らの懸命な恋を見て飲むビールは、いつもより美味しい気がする。

 

飴色パラドックス 夏目イサク 1巻

ジャーナリストに憧れる尾上は、張り込み班に異動に。コンビを組んだ相手はなんとライバルの蕪木。情報を仕入れるために、使えるものはなんでも使う蕪木に嫌悪感を抱くも、たまに見せる人情味のある素顔に段々惹かれていく。嘘だらけの蕪木と、純真無垢な尾上が織り成すパラドックスラブストーリー。

 

きゃんきゃん喧嘩しながらも惹かれあう2人が可愛い!
自分の好きな気持ちをなかなか認めようとしない強情っぱりなところも、好かれていると思っていたのに他の人の前でも同じ表情をしているのを見て嫉妬するのも、ご嘘で身を固めた蕪木が、唯一嘘をつかない相手が尾上っていうのもおいしい。
クールで仕事もそつなくこなす蕪木なのに、実は尾上にぞっこんで余裕がないのがたまりませんね。怒ったり妬いたりと面倒な感情が生まれるのがよい。責任とれよって言うのは、これは添い遂げろよって解釈でいいですか?(いいですよー!)

 

 

昔読んでいた漫画を読み返すのはいいなあと思いました。ちょこちょこ集めよう〜。